先日、出かける際に慌てて猛スピードで右足の小指を家具にぶつけまして。
そりゃーもう痛かったわけですけれど、まあいずれ落ち着いてくるだろうと高を括って、いつものように買い物に出掛けたのです。
が。
歩いていると足の小指がジンジン痛んでくるのです。
おかしいなと思って靴下を取って足指を見てみると、皮膚が紫色に腫れているではありませんか!どうやら内出血していたようです。
でも一応足を引きずりながら歩けるし(本当は安静にしてなきゃダメ)、
ぶつけた指も動きます(本当はむやみに動かさないように!骨折がひどくなるかもしれませんからね)
この日は赤ちゃんをシッターさんに預けられる日ではなく、日本の整形外科のように気軽に立ち寄れるような病院が近所には、というかフランスにはないので(かかりつけ医に予約を取るのが一般的)、足を引きずりながらいつも通り過ごしました。
翌日朝になっても痛みはひかず、むしろ痛みは増しており、紫色の内出血の範囲も広くなってきたので、折れてるかもということで赤ちゃんは予定通りシッターさんに半日預け(過去記事:ベビーシッター(アシスタント・マテルネル)と契約)、救急病院に行って来ました。
レントゲン検査の結果は捻挫
絶対に骨折だろうなと踏んでいたため、医師から「捻挫です」と言われて、「良かった」と思うよりもむしろ、「本当に?」と拍子抜けしたのは、フランスの医療をあまり信頼していないから(笑)
まあ、ヒビくらいはよく見たら入っているかもしれないけど、医師も人間だし見過ごしたんだろう、ほんとに骨に異常が無ければラッキー、と思っているくらいでちょうどいい気がします。まな板の上の鯉というか、もはや諦観の境地です。
処置方法は、テープで足の小指を薬指と一緒に巻いて固定。この部分は水に触れないようにします。基本的には10日間ごとにテープを交換し、2~3週間は固定しておくようにと言われました。
痛み止め薬としては、授乳中でも飲めるドリプラン(Doliprane 500mg gelules)を処方されました。↓
妊娠中・授乳中は骨折しやすい?
私がなぜ、骨折したと思い込んでいたかというと、現在も授乳中だからです。
母乳に栄養を取られて、カルシウム不足になるという話は、妊娠中から色々なところで耳にしていました。
でも調べてみると、妊娠中・授乳中だからといって必ずしも骨折しやすくなる、という訳では無さそうで。
摂取したカルシウムは胎児に蓄積されるため、母体の骨量は減少する方向に向かいます。授乳中も同様に母体の骨量は減少気味となりますが、ホルモンの影響で腸管からのカルシウム吸収量が増加、授乳により子どもに与えたカルシウム量を補います。ただし、授乳を終えてから約半年で、減少した骨量は妊娠前の状態まで回復するといわれています。以前の栄養指導では、妊娠、授乳期にカルシウムを多めに摂るよう指導されていましたが、一般的には母体の骨量が著しく低下しないこと、授乳を終えた後に骨量が回復することなどから、妊娠・授乳期の人も通常と同じ1日650mgを推奨量(「日本人の食事摂取基準(2010年版)」/厚生労働省)としています。(骨粗しょう症ホームページより引用)
要は、胎児や母乳のほうにカルシウムが蓄積されるけれど、そのぶん、母体もカルシウムを通常より多く吸収できるような作りになっている、ということなんですね。
でもいくらカルシウム吸収率が高まっていたとしても、摂取しないことには不足しますから、
- 乳製品
だけでなく、
- 小魚(海外だとオイルサーディンが取り入れやすいと思う)
- 大豆製品(フランスでは中華食材屋で手に入ります)
を食べつつ、
過度の飲酒や喫煙、コーヒーの多飲、日光照射不足などの生活習慣が、骨粗しょう症の発病に深く関わっており~中略~(骨粗しょう症ホームページより引用)
とあるように、せっかく摂取した栄養を排出しないように、健康的な生活を送ることを意識しないといけませんね!
妊娠中・授乳中だからといって、必ず骨折しやすいということはありませんが(実際、私の周りにはいない)、摂取したカルシウムは体の外に出て行きやすいぶん、食事や生活習慣に気を付けていないと、骨折するリスクは高いと言えそうです。
なお、詳しい食事療法はこちら(骨密度を低下させない食事療法)に載っていました。
できた!
って、靴下を私の痛々しい足に乗せて喜んでいる娘。
むこう3週間ほどは右足が不自由な母になってしまいましたが、子供は元気です!