今月に入って2回目の挑戦になる、タルト・オ・シュクル(砂糖のタルト)です。
タルト・オ・シュクルってなに?
Tarte au sucre(砂糖のタルト)は、フランスの北部地方の伝統菓子。Wikipediaによると、フランス北部とベルギーのお菓子とのこと。
フランス北部リール(Lille)に住む義祖母さんが毎回作ってくれるこのタルトが絶妙に美味しいんです!このタルトは孫に伝えなければならぬと、旦那はもちろん、旦那のお父さん(義父)も、幾度となく挑戦しては、「今回もうまくいかなかった・・」と匙を投げる、とても難易度の高いお菓子。
イースト菌を使うパン生地なので、普通の焼き菓子と要領が違います。私は日本にいた頃ABCクッキングでパン教室に通っていたのでいわゆる「パン」を作る流れは一応分かっているつもり。発酵の見極めに関しても、ウチの理系男子よりは熟知しているはずです!!
このタルト・オ・シュクル、今回は上手くいきました。でもまだ義祖母さんレベルには到達していません。本当はもう少し生地が薄くなるはず・・・うーむ。研究あるのみ!
レシピ:タルト・オ・シュクル(砂糖のタルト)
タルト型(24cm~)3枚分/電気オーブン200°
<材料>
①生地
- 生イースト:20g
- 小麦粉:500g
- 砂糖:70g
- 塩:10g
- バター:160g
- 卵:4個
- 水:100㏄
②アパレイユ(トッピング)
- ブラウンシュガー(カソナード):60g
- 生クリーム:200g
③仕上げ用
- ブラウンシュガー(カソナード):80g
<用意するもの>
- タルト型 3個
- ボウル大
- ボウル中
<レシピ>
- ①の材料を計量し、液体以外(卵+水以外)をボウルに入れる。バターはちぎって入れる。
- (1.)を両手ですり混ぜる。
- 卵と水を加えていく。
- 生地がまとまってきたら一つにまとめる。
- ボウルの中でこねる。
- 生地を丸くまとめ、ラップをかけて冷蔵庫で1時間休ませる。
- タルト型にバターを塗り、生地を3等分したらタルト型に敷き詰める。
- 温かい場所で少し発酵させる。
- ②をボウル(中)に入れて混ぜる。
- タルト生地の中心部分を指で押し、少しへこませたら(9.)を流しいれる。
- ③のブラウンシュガー(カソナード)を表面全体にふりかける。
- 200°のオーブンで15分焼く。
<ポイント>
- (5.)のステップでしっかりこねて、しっかり発酵させること!
- 水を多めに入れてしまった場合は、とにかくこねて下さい!私はなんと今回100㏄のところ180㏄も入れてしまい(嗚呼!ほぼ倍じゃないかー)、こんなの絶対まとまらない!と思っていたけれど、気長にこねてこねてこねてこねて・・・・、発酵もラップ無しで常温放置したところ、最終的にうまくまとまりました!パン生地ってミラクル。
<お味は>
ブリオッシュみたいな菓子パンだと思ってください。
フランスだとお土産にこのタルトをホールで持って行ったりするけど、日本だとこんなにボリュームのあるもの3枚も作ってしまったら処理に大変なので1/2の量で作ってもいいかもしれません。
この国では、朝食に食べたりもします。