保育園（ギャルドリ=Garderie）が、「来週はカルナヴァル（謝肉祭=Carnaval）だから仮装させてきてね！」と言うので、やれやれ行くかと、病み上がりの娘を連れて、パーティーグッズのお店「Vivafesta」まで娘の仮装衣装を探しに行ってきました。

はじめは「まだ1歳児だし、仮装しても意味わかんないだろうから衣装は無くてもいいんじゃない？（どうせすぐ大きくなって着れなくなるし・・）サンタクロースの帽子なら家にあるけど？」と、やる気が無かった私。日本で生まれ育った母（わたし）としては、仮装？ハテナ？という感じで、仮装する意味とか理由が良く分からん(笑)。なので、全然乗り気じゃありませんでした。

※謝肉祭は春の断食前の「肉に別れを告げるお祭り」のこと。キリスト教由来のお祭りです。

でもまあ、フランスの（というか欧米諸国の）伝統行事だし、日本の夏の花火のときなんでみんな浴衣着るの？みたいな話になってくるんで、せっかくの機会に娘ひとり普通の服じゃ可哀相だよなーということで、今後も使えそうなものがあれば買うことにしました。

お店のお姉さんと相談しつつ見つけたのは、蜂のチュチュスカートと、蜂の触手カチューシャ＋羽根のセット。しめて約20€。安くもないけど、普段の服の上から着られるし、スカートは紐でしばるタイプだから小学校に行っても使えるかなとか色々算段するわたし。

が、娘に仮装させてみると・・・・どうでしょう。

あらヤダ、かわいいじゃなーい！（親バカ）

「ぶんぶんぶん」の唄を歌いながら、保育園に連れて行くと、さっそくクラスの子供たちが、娘の頭についているポンポンを触りに寄ってたかってワラワラ群がる！(笑)　さすがに羽根は曲がったり、他の子にぶつかりそうなので撤去。

娘も嫌がって取ろうとしないところを見ると、仮装が気に入ったようす。保育園の他の子はお姫さまや動物の衣装が多かったですね。着ていない子もいました。

はっきり言って、このカルナヴァル（Carnaval)、親のためにあるようなもんだわ。毎年使いまわそうと思ってたけど、来年も仮装衣装買ってしまおうか・・(笑)。

ちなみに、謝肉祭でなんで仮装するのか？理由を調べたら、昔は仮面をつけて身分を隠すために仮装したらしい。身分を隠して何をするかというと、断食前の狂乱のお祭り騒ぎをするためだとか。世界各地でこの時期はカーニバルが開催されていて、ヴェネツィアの仮面舞踏会とか、ブラジルのリオのカーニバルとかが有名。フランスはニースでパレードがあるみたい。断食はポピュラーなイベントじゃないけど、楽しいお祭りの部分だけ今でも続いているというわけですね。