前回、算数好きの娘の話の続きです。
なお、今のとこ算数好きではあるけど、娘はまだ指を使って計算をしているし、粘り強く何時間も考えるとか難問に嬉々として挑戦する、ということは皆無なのでご参考までに!
そもそも、私がものすごく数学に苦手意識があるため、子どもたちには同じ苦労を味あわせたくないのです。これが出発点。
でも算数は一生つきまとうから、得意であるに越したことはありません。なので、これまで生活のなかで努めて数字を使って会話してきました。
自分が算数苦手なだけに全然参考にならないので、先達のこの2冊
- 『「算数が得意な子」にするために親ができること』
- 『算数ができる子の親がしていること』
を参考にしています。
どちらも子供への愛が溢れていてとても良い本です。要約すると、2冊とも共通して言っていることは「子供が楽しく、遊びながら算数に触れる」です。
具体的には、生活の中で数えたり、足し引きしたり、カレンダーやカードゲームで遊ぶ例などが紹介されています。子供にお金の計算をしてもらうというのも効果あるようです、私はクレカばかり使っていて実践できていないけど・・。
例:朝のフルーツは一皿に出して「いくつある?」とか、人数分に分けてもらうなど。王道。会話だから準備も要らず簡単にできるし、生活の中で習慣になるのが良いですね。
私自身が、脈絡のない文章問題がとても嫌いです。いちいち「”道のり”って何、なんで測るの」「ひも?ひもの長さを比べて何に使うの」と考える子供でした。実生活で数える体験が不足していたし、算数の語彙が意味不明、ストーリーのないA君やB君のことなど興味なかったのです 笑。なので、かならず身近な自分ごとに置き換えるように話しています。
たとえば文章題だと、毎朝のスクランブルエッグ作るのに3個の卵使うから、明日の1週間分の買い物でいくつ買えばいい?とか、日本との時差は7時間だからじいじ達は今何してるかな?とか、で実際に電話してみるなど。
あと去年から我が家が始めたのは、お絵かき算数の「どんぐり倶楽部」という教材。
親が文章題を読んで、子供が絵に描く。おやつ食べながら週1~2回だけ、それ以上はやらない。親も一緒に取り組む。詳しい取り組み方はサイトをどうぞ。
このどんぐりは、テレビNG、ゲームもNG、習い事は少なく、作業系の宿題はやらない、読書より自然で遊べ、という方針なので、賛否両論あります。ゴールが「自分らしい思考力を育む」ことだから、学歴一辺倒とか中学受験など一部の人には魅力がないと思います。
私は30歳過ぎてフランスに来て思うところもあり、また学歴や職歴は一流でも事件を起こす大人を見て、着実な自信を育む、子供は子供らしく、というこの教材に惹かれました。
週1回もできていない月もたくさんあったけど、このコロナ休校中は週1~2のペースで、娘も楽しんで続けられるようになりました。
ユーモアがある問題が多いので、子供が絵を描くときに工夫できる余地があります。
これは、「かめさんがカエルさんを背中に乗せておうちに帰ります。途中で2匹のカエルさんが落ちてしまって、おうちに着いたら4匹しか乗っていません。全部で何匹乗っていたのでしょうか。」という年長用の問題。
娘は「えーっ落ちちゃうの 笑」と爆笑。
絵に子供の内面が映し出されるから奥深いです。
途中まで楽しんで絵を描いていたけど、問題が分からなくてふくれたり、答えが出ずに持ち越しになったり、半分以上がそんな感じです 笑。最初は、これで大丈夫なんか?と思ったけど、正しい答えを出すより自分で考えることが大事という方針。
この絵は、画用紙と絵の具を対にする問題。でも全然イメージできなくて頓挫してます。小さい絵の具を1個使い切る、という体験をしたことないからな。
あとは分からないポイントが明確になるので、生活のなかで理解できるように、「~ずつ」とか「自転車なん台」とか使うようになった。これ日本語だからフランス語でも言い換えつつ、いつか障壁が来ると思うけど、楽しいので続けたいですね。
私は6年生の問題を一緒に解いてるんですが、そう簡単に解けない。でも絵をじっくり描けば何度目かには必ず正解になるから、私も自信がついてきました(目的はそこじゃない笑)。
あとは、このどんぐり問題を通して、「複雑な問題は細分化して考える」という、ビジネス書に書いてありそうな実生活で役立つ考え方の本質にも腹落ちしたので、色んなことにつながって面白いなあと思ってやってます。
テレビは見せてるし、読書も自由にさせてるし、どんぐりの環境設定が完璧ではないので、ホントはここを徹底しないといけませんね…。
参考になれば幸いですっ!
人それぞれだな〜読んでて思った。私は文章題の内容興味なかったから、特に悩むことなく、とにかく重要なポイントだけ頭に入れて計算するのみ。
ちょっとズレるけど、娘ちゃんの算数好き、なぞなぞのおかげじゃないかなと思う。前になぞなぞが好きみたいなの書いてあった気がする。算数もなぞなぞ解けたときの達成感みたいなのが同じで、私もなぞなぞ大好きだった。なぞなぞの本をたくさん持ってたよ。
中学の時、ピーターフランクリンさんが講演に来たの覚えてる?彼は小さい頃から算数解けるまでクローゼットに篭って、解けるまで出てこなかった、みたいなこと言ってて、私はすごく親近感持ったんだよね〜。謎解き中毒だけど、その気持ちすごくわかった。計算問題も図形問題も文章題もそれは同じ。
ということで、うちは日本語のなぞなぞは無理だから英語のなぞなぞ探してやってみようと思う!!
ピーターフランクリンさん来たね〜懐かしい!
元々出来る人は他の事考えず重要なポイントが分かるんだよ笑
なぞなぞも好きだけど中毒って言うほどではないね〜食らいつく執念は無いなー。それよりダジャレの方が好きだね。
手法は何であれ、楽しく面白く取り組めるものを色々試してみるのが良いはず!
追記:考えたらおしり探偵やゾロリみたいな、なぞなぞ・迷路・探す系の絵本が大好きだわ、関係あるかも。なぞなぞは日本語だと語彙が不足してて知らない言葉が多くて難しい〜ってなってる。
なぞなぞやってみたよ!最初は意味不明って感じだったけど、途中からすごく食いついてきた。なぞなぞだから真っ向から考えちゃいけないって理解したクーンが時々正解を出し始めたあたりから興奮してたね。
楽しそうだから時間ある時にやってみるよ。
自分で問題考えて作るのも楽しそうだった。
良かったね!そう自分で問題考えるのいいよね。うちもなぞなぞもうちょっとやってみよう〜