犠牲になられた方とそのご家族へお悔やみ申し上げます。
パリの週刊紙銃撃、12人死亡 イスラム教風刺で物議 風刺画が売り物のフランスの週刊紙「シャルリー・エブド」の本社が7日、自動小銃を持った男らに襲撃された。少なくとも記者ら12人が死亡した。同紙は、イスラム教をやゆする風刺で物議をかもしてきたが、テロ行為を受ける事態となった。
引用元: パリの週刊紙銃撃、12人死亡 イスラム教風刺で物議:朝日新聞デジタル.
今回の事件は、特定のジャーナリストを狙った犯行。無差別テロではありません。
襲撃のあった場所は、パリ11区(パリの東側)。(地図画像はWikipediaから)
週刊紙『シャルリ・エブド(Charlie Hebdo)』の記者たちが集まるミーティング室を狙ったようです。
犯人は明らかになっていませんが、
「アラー・アクバル(神は偉大なり)」、「預言者に対する復讐をした」
などと犯行時に叫んだと報じられており、イスラム系勢力だと思われます。
『シャルリ・ヘブド(Charlie Hebdo)』ってなに?
風刺画で人気の週刊紙。※『シャルリ・エブド』と読みます。
政治家や富裕層、北朝鮮やイスラム勢力など、基本的には国や権力に対して、辛辣なイラストでクスっと笑わせるジャーナリズムで人気があります。
この表紙はオランド大統領(を完全におちょくってます)。
他の表紙を見たい人はこちら→Charlie Hebdoを検索する
今回の事件では、いわゆる編集局長を含む、人気のイラストを描くジャーナリストも犠牲に。
なのにこの週刊紙、怯まず、襲撃があった直後にこんなツイート。
「謹賀新年、特に健康面でね!-イスラム指導者バクダーディーより」。
完全なブラックジョークです。
事件のその後
現在、犯人は逃走中。パリの北東93県(お隣!)へ逃げたのち、さらに東のシャンパーニュ地方方面へ逃走したとか。
この事件を受けて、フランス全土では10万人の人が集まり、「Je suis Charlie(私たちもシャルリの味方)」「表現に自由を」と抗議のデモ。
画像引用:Le Monde.fr – Actualité à la Une
我が家は田舎なのでいつもと変わらぬ一日でしたが、とりあえずはTV、ネットで逐次、情報収集しています。
フランスはイスラム系による犯罪が増えています。
今回の事件は明らかにターゲットを絞った犯行でしたが、この事件に影響を受けて、新たな犯罪が生まれないとも限りません。
万が一、頼りになるのは
幼い娘のいる母としては、念のため緊急連絡先の再確認です!
<電話番号>
救急車(SAMU) : 15
警察(POLICE) : 17
消防車(POMPIER) : 18
※16は無し
在フランス日本国大使館 : 01-4888-6200
なお、今日はフランス全土でセール(Solde)開始日だったのですが、ニュースはこの事件で持ちきりでした。
被害がこれ以上拡大しないよう、事件が一日も早く終息することを祈るばかりです。