人形遊びが大好きな2歳(生後24ヶ月目)の娘さん。
はじめて飾ったお雛さまもとても気に入ったようでして、雛人形を近くで見せてほしいと、毎日「ヒヌ、ヒヌ」と騒ぎます。
我が家では、娘の手が届かないよう、リビングの高い位置に飾っています(3月3日は過ぎてます、後述)。雛さまへの接見要請が出たら、ただちに私がソファの上に出してあげます。はじめは遠巻きに眺めるだけだった娘も、最近は着物や顔に触りたがるようになって、雛人形ピンチ。
雛人形の顔にベタベタ触るとシミがついて長期保存に影響があるとのこと。手加減を知らない2歳児なので、早々に切り上げてお人形は避難させています。その代わり、取扱説明書はいつでも読めるところに置いています、ていうか、ただ片付けていないだけです(笑)。毎日娘が興味深そうに読んでいます。
フムフム!
大人用の説明書なので文字が小さく漢字ばかりですが、お人形や小物の写真がきれいなので見入っているのかもしれません。現時点、花や昆虫の図鑑よりもこっちのほうが興味あり。
必ず指差しするのは右大臣、若くてイケメンのほうです。最近は「ダイジン」と言えるようになりました・・・。殿はどうした。
ところで、雛人形は早く仕舞わないと結婚できないという言い伝え?もありますが、一応雛人形メーカーの説明書に
「早くしまわないと婚期が遅れるといいますが、特に根拠はないので気にしないでください。」
と書いてあるので、気にしないでおきます。
我が家にとっては、日本文化に触れるせっかくのチャンス。すぐに仕舞ってしまうのはもったいない。フランスでも桃や桜の花が咲いているし、まだ寒いので、春のあいだは出しておこうかなと思っています。
この説明書には「ちらし寿司」のレシピも載っており、
このページにくると「ゴアン、ゴアン(ご飯の意)」と指差しされるので、来年こそはちゃんとちらし寿司を作ってあげないと私が後ろ指差されそうです。
さらに、うちにある『あっちゃんあがつく―たべものあいうえお』という絵本。
「ひなあられ」のページがあるんですが、美味しそうにあられを食べている三人官女の一人(左)を指差して「〇〇〇(自分の名前)」と言います、自分もあられを食べたいのか、お雛さまの世界に入り込みたいのか、、ふしぎです。
ともあれ、娘がもう少し大きくなったら、本物のつるし雛や、ながし雛を日本で見せてあげたいものです。