パリ観光中のスリ・犯罪対策

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今年のパリは、中国人による恩恵で、観光客数が過去最高だそうです。

こんなに観光客も多いのだから、暗躍する犯罪集団も儲かるのでしょう、まーとにかく、パリはスリ・置き引き・引ったくりが多い!

近々、日本から実家の両親がフランスに来るので、私も気を引き締めて、犯罪対策を載せておきます。

パリではカバンを置いちゃダメ

私のようにフランスに住む日本人に向けて毎月、日本大使館が注意喚起を含むメールマガジンを送ってくれているのですが、毎回必ずといっていいほど、

「公園のベンチに座って携帯電話で会話中,自分の横に置いた鞄をいつの間にか置き引きされた

「カフェで飲食中,足下に置いた鞄をいつの間にか置き引きされた

などと被害事例が寄せられており、“いつの間にか置き引き”ケースが後を絶ちません!

大使館HPからも見れます。フランス安全情報ページ下部の「邦人犯罪被害事例」を参照。

日本人も毎回同じ手口でスられています。毎月この大使館メールを開くたび、「あーあ、また足元にカバン置いちゃったんだ・・」とため息。

パリではカバンは置いたら盗まれます。目を離したらだめ。だからといって、鍵をつけたりチェーンでつなぐのも目立ちすぎで逆効果。

カフェなどで飲食する際は、

  • 席の横に置き、手を置いておく
  • 自分の席にカバンをくくりつけておく
  • 背中やお尻で挟む
  • テーブルの足に踏ませておく

など、さりげなく工夫してください。

しかしどんなに注意していても、運悪く強盗や引ったくりに遭う方もいるようです。

大使館HP:被害者からの手紙

ちなみに、この「被害者からの手紙」のなかで強盗の舞台となってるRER(電車)のB線沿線、ここに私は住んでいます(汗)。

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強盗・引ったくり対策は貧乏ルック

被害に遭わないようにするために、一番効果的なのは、狙われないような身なりにすること。「コイツから取るもの無いな」と思わせればいいのです。

手持ちの服でいかに貧乏に見えるか、を研究してスーツケースに服を詰めてください!

ちなみに私は子供が汚すので、黒のカバンに黒い服とジーパン、黒の汚い靴を履いて、すっぴん(笑)。でも見た目と安全、どっちが大事かって私は安全を取ります・・・。

スーツケースを持った人は観光客だということがバレバレですから、出来るかぎり貧乏旅行人という感じで、身なりをみすぼらしく汚らしく装うのが秘訣です(本気で)。

以下が私の考えるパリの犯罪対策お出かけ着・・・

  • 黒っぽい服、安っぽい服(目立たないTシャツやパーカー、冬ならダウンコート)で地味に。
  • ボトムはジーンズ推奨。または黒いパンツ。
  • ヒール靴は履かない。長時間歩けて走れる靴(スニーカー推奨)を履いておく。
  • アクセサリーの類はつけない。
  • 化粧はしない。抵抗ある場合はファンデと眉毛くらいでとどめておく。
  • 髪の毛はきちんとしない。
  • ブランド物の鞄は絶対NG。取られても惜しくない地味なカバンで、洗えて軽くてチャックがついているもの。
  • 財布もブランド物ではなく、安物に取り替えて渡仏する。財布を取り出すところから犯罪者は狙っています。

ほんと日本人はおしゃれ。でも、それでは「狙ってください」と言っているようなもの。グループで狙う場合、タバコを押しつけたり、液体などを引っかけた隙に盗む手口もあるため、何があっても惜しくない服がおすすめ。パリではおしゃれはおあずけしましょう。

・・・といっても、観光だと写真も撮るし、難しいところです。

スリ・強盗に遭わないための行動編

観光客だと分かってしまう行動は慎みます。なぜなら建物を見たり、写真を撮ったり、観光客は隙がいっぱい!犯罪集団にとって狙いやすいうえ、土地勘がなく、言葉も分からない観光客相手なら、彼らも警察に突き出される可能性が低く、逃げやすいのです。

というわけで、

  • ガイドブックや地図は人前で出さない。必要なら事前に経路を小さなメモなどに書き写しておく。
  • 人の多いMETRO(メトロ)や観光名所では財布を出さない。切符は財布以外の場所にしまうこと。
  • 同じく、携帯(スマートフォン)は人前で出さない。
  • メトロでは扉付近ではなく、中心にいるようにする。扉が閉まる瞬間にひったくられます。
  • 狭い道や車の沿道を歩く時カバンは道路側にかかえない。バイクで後ろからひったくられます。
  • 建物などに気を取られてぼーっとしない。
  • いきなり話しかけられたら要注意。英語で頑張る必要なし、取り合わないように。
  • 怪しい人がいないか、たまに周辺をチェック。
  • お尻のポケットには何も入れない。携帯なんてもってのほか!
  • 夜中は出歩かない。

とくにiPhone(アイフォン)は高く売り飛ばせるらしく、狙われます。METRO(メトロ)の中でむりやり強奪されたケースもあるので、人前で出さないように。

大使館の安全情報だけでなく、「トリコロル・パリ」にも対策や、体験談・被害コメントがたんまりと寄せられているので要チェック。

犯罪手口がパターン化されているので見ておくとパニックになりません。

パリ観光で盗難に遭ったら

最悪のケースを想定して準備しておけば、何があっても怖くありません(?)。

以下、大使館のHPに緊急連絡先が載っています。こちらも目を通しておくといいでしょう。

盗難にあった場合の対応(大使館HP)

やることは以下です。

1.直ちにクレジットカード会社に連絡を取り、カードの停止手続きをする。

⇒自分のクレジットカード会社の連絡先はメモしておく。

2.速やかに警察に被害届を提出する。

パリの警察署リストをコピーしておく。

3.パスポート紛失の場合は日本大使館に連絡する。

⇒在フランス日本国大使館電話番号:01 4888 6200

気を抜かず楽しい旅に

こうやって書くと、パリもこわい街に感じますが、気を抜かず、周囲に気を付けていれば大丈夫。

私は学生時代から何度かパリ観光をしていますが、運が良かったのか一度も被害に遭っていません。ときには写真を撮ったり、建物に気を取られたりしていましたので、恐らく見た目がスリ対象外だったのだと思われます。

富裕層と思われ、スリに金銭を再分配されないよう、地味な身なりで観光するのが一番だと個人的には思います。

2 comments

  1. ふっきぃ says:

    こ、これはすごい!花の都は結構物騒なのね!マレーシアもクアラルンプールは似たり寄ったりで鞄は常に抱えてろ、人は信じるなってクーンによく言われる。うちは田舎だからぼーっと暮らしてるけどね。
    遊びに行く時は気をつけよう。クーンにも伝えておくね!

    • フランスママ says:

      そうなのよ花の都というと聞こえはいいけどスリもプロがたくさんいるみたい・・・うんクーンにも渡航前言っておいてね!観光名所に行けば行くほど怪しい人達も多いよ。明らかに怪しそうなオジサンや少年少女は分かるけど、欧州系の人もスリだったりするから油断できん。私も写真撮ったりするけどカメラはすぐしまってる、ぶら下げてる観光客もいるけどねー日本人は狙われやすいと聞いて注意してるよ。

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