今年の2月14日バレンタインは週末でしたね!
我が家は、娘(1歳11ヶ月)だけ義理両親宅へお泊りし、私と旦那は優雅にレストランに行ってきました!
はじめは娘を「金曜夜から泊まらせてもいいよ」という義母の申し出があったんですが、前日保育園(ギャルドリ)の仮装をエンジョイした娘さんは鼻風邪をこじらせ(伝染?)、金曜夕方から39度前後の熱を出した!・・・ということで、金曜に預ける策は立ち消えましたが、土曜朝には熱が下がったのでお泊りを決行。私はギリギリ夕方まで家で見ようかと思ってましたが、旦那&義理両親は「どっちにしても変わらないから朝から来い」とのことで、こうして風邪ひいててもお泊りを決行しちゃうあたりはフランス的?な我が家です。義理両親の家が近く、万が一急変があったとしても駆け付けられる距離なのは安心。
そして私と旦那は、土曜夜にちゃんとしたディナーへ行ってきました。超久しぶり。というかフランスに引っ越してきて、二人だけでご馳走を食べに行くのはなにげに初でした。
そもそも、このバレンタインの週末、義理両親から娘を預かると言ってくれました。「バレンタインなんだからカップルで過ごしなさい」という配慮です。私たちははじめ、家でのんびり、掃除をしたり、荷物を片づけたり、家具を作ったりしようかと思っていたところ、「バレンタインの日なのに掃除!?ありえない!素敵なレストランに行ったり、小旅行とかしたくないの?」と、超具体的に指南されため、「えーと・・・じゃあレストランでも行ってくるか?」という流れになったのです。
今回の食事は、L’Isle Adam(イル・アダン)という町にある四つ星ホテル「La Villa de l’Ecluse」のレストランを貸し切り、ジャズのバンドも入った“バレンタインの特別ディナー”でした。ちょっと遠いんだけど、先週末、散策した際にメニューを見つけて即決。なぜなら、前菜+魚+肉+チーズ+デザートの各皿に合うワインがそれぞれ食前酒・白・赤・シャンパンとついてきて、値段も高くない。もともとそんなにワインに詳しくない私たち、最近はお酒も飲まないからめっきり弱くなって、こだわりも特に無いので、色々ちょこちょこと試せるほうが嬉しいのです。
とはいえ、グラスのサイズがデカいのだ、私なんて各グラス1/3も飲めたかどうか・・・・。酒豪の人から見れば、もったいなーい!空のペットボトルでも持参すれば良かったか?(笑)
まずは前菜(寿司、自家製スモークサーモン、フォアグラとフランボワーズのムース)と食前酒。このへんは食欲全開。
前菜にフォアグラとブリオッシュ、でも私はすでにここでお腹いっぱいに!なりそうだったので、フォアグラは半分残しました・・・。これは正解でした!
次の魚料理の鱸(スズキ)、貝と茴香(ういきょう)=フェンネル(仏:Fenouil・フヌイユ)のソースというのがめっちゃ美味しくってぺろり。
メインの肉料理は、仔牛のトリュフソース、これもめちゃ美味しくてぺろり。生まれてはじめてトリュフを塊で食べました・・・むこう10年くらいそんな機会は出てこないと思う。
で、チーズ。もうおなかいっぱい。
デザートは冒頭の写真のムース。テーマは「愛」です!
ところで、このディナー、20時にレストランに着き、最後のコーヒーを飲んだのは24時近く。こうして、長時間にわたり、各皿ガッツリ食べることに慣れていない日本人のわたしは、フランスに来てからコース料理はもはや愉しみというより、スポーツに近い感覚です。他のフランス人がいたりすると、話をしたり聞いたりするのに脳にも血液を送らなきゃいけないから後半ツラい感じになってくるんですが、今回は相手が旦那だけだったので気楽~。ご飯もお酒も美味しく頂けたし、久しぶりに4時間も向かい合うので色んな話もできた。毎日一緒にいると、4時間もぶっ通して二人で話し続けることって無いですよ~子どももいるし。でもそれが「バレンタインデーでレストラン行って来い」っていうことだったのかな?
ジャズバンドはピアノ+ベース+打楽器が入って本格的。高齢のカップルは食事の最中も踊っていました。こういう自由な空間、好きだわー。
娘は日曜夕方に護送されて無事帰宅。熱も下がり、月曜になっても鼻水だけ続行してるけど、ひたすら鼻吸引してるから咳はひどくなってません。今回は小児科に行かずにすむといいな。